ども!
まるこです(@marco_touring)
先日、無事に日本一周から帰還したので旅の総括として本記事に諸々残していこうと思います。
日本一周のデータ
日程 | (東)2020年7月~, (西)2021年6月~ |
総日数 | 86日 |
総走行距離 | 約13,000km |
総費用 | 約100万円 |
違反等 | なし。無事故無違反 |
主にコロナの都合で2年に渡っての旅となってしまいました。本来の予定では、2020年5月~9月くらいで終わらせる予定だったので、ほぼ1年ほど無職期間が伸びてしまった…
今回沖縄や屋久島、利尻島などの離島に行かなかったので、旅の総日数は86日と平均よりは短め。
総費用は細かく計算するのを途中からやめたので厳密には不明。カメラ類や旅の為に揃えた道具なども含めたら130万くらいだと思う。旅中は食費や宿代が一番の出費になるので、無料キャンプ場や野宿を活用すればもっと抑えられるはず。
残念なことに立ちごけを一度してしまったが、その他違反などはせず、無事故無違反(無コロナ)で旅を終えることができました。
あと、ブログの日本一周の日記が13日目で絶賛停滞中なのですが、今後更新予定はありません。もし見たかった方がいたら申し訳ございません。一部始終は私のツイッターアカウントにまとめています。
日本一周の総括動画
特に感想などは語っていませんが、後半の西日本の走行映像を中心に動画を作りました。
よかったら見てください。
一つ後悔があるとすれば、GoProのマウントの関係で東日本走行時の素材が極端に少なかった為、ダイジェストに選ぶ北海道や東北の動画が無かったことですね…
これから旅に出る予定の方で、終わった後にダイジェスト動画を作るつもりの方は撮影環境は事前にしっかりと整えておくことをオススメします。
動画編集は「WonderShare Filmora X」を使用しました。
UIが分かりやすいので全くの素人でも直感的に操作でき、買い切りで永続ライセンスが得られるのが良いです。
対して定番の「Adobe Premiere」は現在はサブスクリプション形式でしか利用することができない為、全く知識経験が無い状態で動画編集に挑戦するなら、Filmoraで感覚を掴むのが良いかなと思っています。
リンク載せてますが、安く買い切りできるソフトで評判のあるものであれば、Filmoreじゃなくても入門には丁度良いと思います。
日本一周全体の感想
日本一周に興味がある方が持ちがちな疑問に答えていくと共に、バイクで日本一周をした自身の経験を基に感想を述べていきます。
※全て個人の感想です。
自己紹介
本題に移る前に、私自身について少し話しておきます。
読者の方から見て、どういう人間の感想なのかというのは一つ大事な要素だと思いますし、もしもあなたが私と近い境遇なのであれば参考にもなりやすいと思います。
私は25歳(社会人経験3年目)の冬に、翌年度の異動についての希望を出すタイミングで辞意を伝えて同年の3月一杯で退職。
日本一周自体は学生の頃から漠然とやりたい気持ちはあったものの、主に金銭的な理由で実行できていませんでした。社会人として生活を送っていく中で、心のどこかに実行できずに公開している気持ちがあり、結果として、前職で異動の雰囲気が出始めた辺りで真剣に考え始めたといった感じ。
当時の会社にはそもそもあまり長く居るつもりが無かった事と、やりたい事をやりたくなった事、年齢的にまだやり直しの効くタイミングだという事もあり、決断に至りました。また、以前から興味のあったブログを始めました。
趣味は音楽。高校からバンドをやっていて、ギター、ベースは毛が生えた程度弾けて、メインはボーカルです。もちろん聴くのも好きで、かなりハードなメタルを聴いていた時期もありましたが、最近はAimerさん一辺倒です。視聴環境にも結構お金を掛けてて、メインで使うヘッドホン・イヤホンはどちらも10万円越えのこだわった物です。
ゲームも好きで、FPSを中心に10年近く遊んでいます。
バイクは、学生の頃はよくツーリングもしていましたが、社会人になってからは友人との時間が合わなかったり、ソロでも週末にツーリングで疲れたくなかったりと、移動手段以外でバイクに乗る頻度は日に日に少なくなっていました。
簡単にこんなところ。
日本一周をやってよかったか
これは率直にやってよかったですね。
日本の各地を自分のバイクで走るという他ならない体験ができたのはもちろん、当たり前ですが普通に会社員をしていたら絶対に味わえない事が良くも悪くも多くて刺激になりました。そして、以前から行きたかった場所にも大体行かれました。
また、自分で考えて行動する力が嫌でも身に付きます。昼食はいつどこで摂るか、どこにどんなルートで行くか、夜はどこで寝るか、全て決めるのは自分だし、味わうのも痛い目を見るのも自分です。昼休憩を長めに取ったからといって誰かに白い目で見られることはありませんし、何か目標を達成したところで褒めてくれる人もいません。
究極の孤独を味わうことができますよ。最高。
景勝地や観光地なんてオマケです。
ただ、こんなことを言っても仕方ないですが、仕事を辞める前の時点で今ほど時間を使う事になることがもしも分かっていたら、辞めずに仕事を続けていたんじゃないかとも同時に思います。笑
社会的地位だけを考えるのであれば、仕事を辞めずに続けていた方が良かったのは間違いないとは思いますが、現状は自分の旅に満足しています。10年後も同じ思いかはさて置いてね…
経験者としては、社会人は置いておいて、もし学生の内に「日本一周をしてみたい」と思ったのなら是非実行してほしいと思います。仕事を辞めて行く価値があるかは人それぞれですが、学校を休学する程度であればリスクも低いですし、きっと良い体験が出来ると思いますよ。
日本一周による価値観の変化
旅の前後での価値観の変化というか、発見・再確認できたことはありました。
直ぐに思いつくのは、日本中どこであっても普通に生活するのであれば困らないということを再確認できたこと。
今や全国どこに行ってもほとんどインフラは整っているし、宅配サービスも充実していて何でもア〇ゾンで届けてもらえる。利便性にこそ差はあれど、よほどの山奥などでない限りは生活に困る事はないでしょう。
言葉にしてしまえば当たり前の事かもしれませんが、実際に各地に足を運んで実感として得られたのは良い経験となりました。
友人と会いづらくなる事やイベント事が東京で開催されることが多い事、仕事の少なさなどの課題をクリアできれば、生活コストを下げられ、自然に近い場所で暮らすことのできる地方移住は、将来の選択肢の一つになり得ると本気で思います。
また、他人に寛容になれました。
通常、高校生になった辺りからは基本的には自身の知能や趣向に近い人間と関わる機会がほとんどで、自分からどこかの環境に身を投じない限りは、ぶっ飛んだ人と友達になったりすることって中々レアケースだと思います。
そういう意味で、旅先で見知らぬ誰かと会って、話をするのはとても刺激がありました。私には理解できないような人もいましたが、皆それぞれ別々の環境で育ってきて、土地も文化も育ってきた経緯が違う訳ですから、価値観に差があったってそれは至極当然の話なんですよね。
多様性なんて言葉が色々なメディアで取り上げられていますが、その多様性を自身の経験をもって体験したことにより、よりその言葉のディティールを理解できたというか、否定したところで何も生まれないのだから否定するべきでないんですよね。
そういった側面から、他者に寛容な心をもつことができるようになりましたね。
少し脱線しましたが、このように価値観の変化とはいかないまでも、学びを得る事はできました。
もちろん、旅にもっと時間をかけてみたり、もっと色んな場所や色んな人と出会ってみることで、自身の価値観を変えるような出来事が起こる事もあると思います。
結局は人それぞれ、感じ方や旅への向き合い方によって変わるので一概には言えません。
日本一周はコンテンツにできるか
最近はYouTubeを始めとした動画などの配信コンテンツの利用者が増えハードルも下がったので、誰でも簡単に情報発信ができる時代となりました。
日本一周は誰でもできるようで多くの人にはできないことなので、コンテンツにしようと思う人も多いと思います。実際私も自分の旅をコンテンツ化できないものかと初めの内は考えていましたし、このブログを立ち上げたのもその足掛かりの一つにしようと考えたからでしたが、結果、実際にやってみて自分には難しいという結論に至りました。が、気合があるなら挑戦する価値はあると思います。
YouTubeでの動画投稿を主旨にリサーチがてらサラっと目を通した限りですが、再生をある程度回せている投稿者の共通点は、美人な女性だったり、話や言葉選びが面白かったり何か特筆できる点があることと、動画がちゃんと見やすく編集されていることです。
また、あなた自身の自己顕示欲の強さも継続性に関わってくる部分なので、実は重要です。
逆に、GoPro録画にテロップだけ入れたほぼ未編集みたいな動画はすべからく伸びてませんね。そりゃあ見ず知らずの人間の独り言垂れ流しの旅動画なんて多くの人は基本的に興味ありませんから、ロクに編集もされていないと見続けるのも苦でしょう。
また、前述のように容姿や言動が特徴的だったり企画が面白そうだったり、何か人を惹きつける要素が必要ですが、それはあなた本人でも、旅の趣旨に持たせても自由で良いと思います。
ただ、一番の問題は時間です。
旅中は思っているよりも忙しいです。特にバイクの場合は車中泊などもできない為、ゆっくりパソコンと向き合う時間を作る為には、別日で編集に集中する日を作るか、そもそも外注してしまうか、旅が終わった後にまとめて編集し始めるかなどに絞られてきます。
私は旅の中でその時間の確保をすることが難しく、肝心の旅をおろそかにしないと実行できないと感じた為、途中からはツイッターの更新のみとなりました。とはいえ、そこさえクリアしてしまえば何とかなるとも思います。
自分のバイタリティと旅自体と、コンテンツにすることを天秤にかけて、やれると思ったのなら是非挑戦してみてください。
あれこれ書きましたが、コンテンツにするかは置いておいて、自分用の記録としてブログや動画に残すのはハードルも低いので積極的にすると良いと思います。
「記録より記憶に」とは言いますが、正直毎日旅をしていると記憶はどんどん更新されていくので、記録はやっぱり大事です。
日本一周はするべきか
答えは簡単で、あなた次第です。
社会人で仕事を辞めるのは、ノマド的な稼ぎ方の出来る人でないとリスクがあるのは当然で、そういった現実との兼ね合いも大事です。
恐らく旅行が好きな人の多くは「日本一周」というワードに惹かれはするものの、現実問題そこまでのリスクを取るのは難しく実行に移せないと思います。
月並みな言葉ですが「人生は一度きり」ですから、どうしても死ぬまでに、歳をとる前にやりたいのであればするべきだと思います。
結局、各々の価値観に依りますから一概には言えないわけですね。
また、前段でも書きましたが、あなたがもし学生ならそこまで深く考えずに実行して良いと思います。
金銭面は厳しいでしょうから貧乏旅になってしまうとは思いますが、リスクは社会人と比べたらかなり低いです。
最後に
旅自体は非日常の連続でとても楽しかったです。もはやそれが日常になりつつもありました。
お金も時間も沢山かかりましたが、社会人をしていたら絶対に経験できない楽しい事も辛い事も味わう事ができました。
なにより、「生きてる」って感覚がすごくありました。
正直「コロナさえなければ…」と何度も思ったし、今でも思っていますが、今後は落ち着きそう(2021/11/04現在)なので、これから旅をするつもりの方はもう少し羽を広げて楽しめそうで良かったです。
思いついたまま書き綴ったので、読み返してもまとまりの無い感じがありますが、ほぼ文章だけで3000字くらいになってしまったのでこのくらいで締めておこうと思います。
最後まで読んでくれた方、ありがとう。
良い旅を。
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