なぜ旅人は日本一周看板を掲げる?その理由と看板の作り方

旅アイテム

ども!
まるこです。

僕は2020年7月から日本一周に挑戦し、東日本を一周したところで一時中断中の者です。

いきなり本題ですが、日本一周に挑戦しようと考えた時、看板を掲げてみるか迷いませんか?実際に僕は旅路の中でも看板を掲げ続けるべきか否かという葛藤が常にありました。(主に某ウィルスのせいですが…)
今回は日本一周の看板を題材に、旅人はなぜ看板を掲げるのかという点と、日本一周に挑戦しようとしている方向けに僕の日本一周看板の作り方について書きます。

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日本一周者はなぜ看板を掲げるのか

この記事を見ている方というのは、恐らく道端で看板を掲げている人を見て不思議に思った人か、日本一周に挑戦したい気持ちがあって看板を掲げるか迷っているorどうやって作るか気になるという人がほとんどだと思います。

僕の思う旅人達が看板を掲げる理由は以下です。
 ●旅先での出会いのきっかけ作り
 ●自分は今日本一周をしているんだ!という自覚を持つため
 ●不審者ではないですよー、という明示の為

ちなみに、Googleの検索キーワードには「乞食」なんてのもありましたが、乞食が目的だったら日本一周なんて金も時間も掛かる事をわざわざやらないという事くらい少し考えれば分かる話で、もしそういう人がいても、余程自分の生活に満足できていないんだなと思っておきましょう。
自分の生活に満足できている人達は日本一周をしてる馬鹿野郎達にわざわざ目くじら立てたりしませんからね。

少し脱線してしまいましたが、話を戻します!

旅先での出会いのきっかけ作り

北海道_富良野_ファーム富田にて

日本一周看板を掲げると、旅先での出会いが増えます

実際に看板を掲げて旅に出ると、ありがたいことに『バイクで日本一周をしている人間』に興味を持ってくれて、相手の方から話しかけてくれる事が多くなります。

もちろん、大荷物を載せてツーリングしているだけでもどこ行くの?と興味を持ってくれる人もいますが、僕自身の経験として、看板の有る無しでその比率には大きな差がありました。

北海道_夕張の駐車場にて

この時は僕から話しかけましたが、嫌な顔一つせず会話して頂けて、北海道のおすすめの場所や近くの美味しいレストランを現地ライダーさんに教えて頂けました。

また、もし他の日本一周者が看板を目撃したらほぼ確実に近寄ってきます笑
日本一周者同士の出会い自体も貴重だと思っていますし、お互いにしか分からない事、お互いにしか交換できない情報がきっとあるはずで、看板はそんな出会いの手助けもしてくれるはずです。

北海道_函館_快活CLUB駐車場にて

ちなみに誤解の無いように…看板きっかけでの出会いが必ずしも全て良かったなんて綺麗事を言うつもりはありません。
例えばキャンプ場のチェックインなど、何かの都合で急いでいる時の小休止のタイミングに話しかけられると結構困ります。もちろん話しかけてくれる事はありがたいので、その場では普通にやり取りをしますが、後の予定が詰まったりすることも少なくなかったです。

また、前述した旅人を乞食と考えるような人に絡まれたり、という話も人づてに聞いたこともあります。

でも、それらを踏まえた上で、旅の醍醐味の一つである出会いのきっかけ作りに一役買ってくれるのは間違いありません。その為に日本一周者は看板を掲げていると言っても過言ではないし、掲げるだけの価値があると思っています。

…逆に言えば、あまり話しかけられたくない人は掲げない方が良いです。

日本一周をしている自覚を持つため

茨城-北海道_フェリー内部

バイクで日本一周をしようとした時、2~4ヶ月程度の期間を設けている人が多いと思っていて、長い間旅をしていると、初めのうちは非日常だった旅がだんだんと日常に変わってくるんですよね。

僕の場合、東日本一周するにあたっては33日間しか旅をしていませんでしたが、それでも後半は旅自体に慣れてきている感覚がありました。
すると、非日常の旅というものに特別感を感じなくなってきてしまう時があるのですが、日本一周看板を掲げておく事でこの旅は特別なんだ、生活の何かを犠牲にした上で来ているんだ、と自覚することの手助けになると思います。僕はそうでした。

ただ、誤解が無いように言っておくと、必ずしも旅に特別さを感じろという話ではないです。日本一周は他でもない自分の為にやっているのだから、日常化して無為に過ごしてしまうのは勿体ないな、と僕個人が考えているだけです。

日本一周なんて自己満足に過ぎないのだから、どうせだったら究極に自己満足してやろう!そんな意味合いも看板は持っていると思っています。

特に看板自体に日数を書き込めるようにしておくと、毎日看板と対面することになるので、効果が高いかと思います!

不審者ではないと明示できる

看板を掲げておくことで、それを見た周囲の人は良くも悪くも僕たちが何をしに来ている人なのかどうかを判断することができます。

これは結構大事で、例えば野宿をしている時に警察が寄ってきても看板を見せたら話が早いでしょうし、調べ物や道に迷って止まっているような時も不審がられる可能性は低くなると思います。少なくとも逆の立場だったら、あの人迷ってるんだなぁと思いませんか?

もちろん、看板を掲げることによるリスクもあるでしょうが、自分の境遇を明らかにすることでトラブルに巻き込まれづらくなるはずだ、と僕は考えています。

日本一周看板の作り方

ここまでの内容を読んで看板を掲げようと思った方に向けて、ここからは実際に僕が掲げていた看板の作り方を書きます。

ただ、作り方といっても僕の場合は工作とか大したことは全然していません。逆に言えばお手軽に看板を作りたい人にとっては良い情報かもしれないです。

まずは、看板自体について。

Amazonから店頭に置くようなポップアップ用の黒板を購入し、同じくAmazonで購入したポスカを使ってお絵かきして完成です。

…完成です。

僕は絵心がないので知人に頼んで描いてもらいましたが、別に武骨に書いてしまっても自分らしさが出て良いと思います。
日付は毎日更新して書いていきたかったので、白のマグネットシートを四角に切り取って貼っている形です。

雨には何度も降られましたが、一度も書き足しとかしないでこの状態なので中々良いんじゃないでしょうか。ポスカすっごい。

どうでしょう。自分でもできそうじゃないですか?
これなら木の手彫りとか特殊な工作をせずに看板を作成できるので、おすすめです。

一応、実際に購入した物のAmazonリンク貼っておきます。

ついでに僕の旅中の看板の持ち運び方も紹介しておきますね。

僕と同じ黒板を購入すると、このような輪っか付きのネジが付属してくるので、それを看板裏の上側に左右良い感じに距離を空けて挿入します。

こんな感じ。

ネジを取り付けられたら、カラビナを持ってきます。

このカラビナの先端部分だけ、丁度輪っかを通すことができるので通しておきます。

ツーリングネットのお好きな所にカラビナを引っかけたら固定完了です。

この固定方法の心配な点は、看板に挿入した輪っかのネジが何かの拍子に抜けてしまう可能性があることですが、私の33日の旅程の中では全然大丈夫でした。心配であれば時々増し締めしておけば大丈夫でしょう。

もう片方にも同じことをします。
ツーリングネットはシートバッグに固定する形になると思いますが、シートバッグは人毎に違うと思うのでここでは説明を割愛します。決して面倒な訳じゃないです。

繰り返します。面倒な訳じゃn…

完成して実際に使用するとこんな感じです。

イージスがちょっと邪魔ですが、こんな感じで見やすいと思います。

そういえば急にカラビナとツーリングネットが登場しましたが、こういった旅に持っていくと便利な物や必須な物を個人的な偏見でピックアップした記事がありますので、よければ参考にしてみてください。

おわりに

以上になります。

結論、日本一周旅に旅先での色々な人との出会いを大切にしたい方は看板を掲げるべきだと思いますが、逆に話しかけられたくない、自分の旅に集中したいという人は掲げないほうが良いと思います。
どちらもメリットがあり、あなたの旅ですから決めるのはあなたです!

看板の作り方、積載の仕方は至ってシンプルだと思います。

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